うるま東ボーイズ（中学硬式野球）　

昨日は、スポーツ界にとって「歴史的な日」でした。
バスケットボールのプロリーグがスタート。華やかさ、演出に、まだ学生だった頃のJリーグの開幕を思い出しました。
バスケット界も過去プロリーグ立ち上げの動きがありましたが、企業、連盟の思惑の違いから頓挫し、NBLとbjリーグに分裂した苦い過去があります。おらがリーグが最強のリーグと対立の10年が経過し、国際連盟からいびつな体制と警告を受け、さらに国際大会出場権剥奪となり、ようやく重い腰を上げました。大人の思惑で空白の10年と言っていい月日を費やし、リーグ統一に反発、抵抗していたお上の方々は、昨日の「歴史的な日」をもしかしたらテレビの前で歯ぎしりをしながら観戦していたかもしれません。(笑)
プレイヤーズファースト、バスケットに夢みる子供たちのことを考えていれば、その日をもっと早く迎えられたにちがいありません。ともあれ、野球、サッカーに次ぐプロリーグがスタートしたことは、子供たちの夢が広がる喜ばしい出来事でしたね。会場での演出、立体感、一体感は観ている者に感動を与えました。(明日からバスケットを始める子供いっぱいいるだろうなぁ)

さて、野球界は…サッカーは既にピラミッド型組織を形成し、世界で戦うことを全世代で共有しています。バスケット界もサッカー出身の川淵チェアマンのもと、追随するでしょう。野球界は、それぞれがそれぞれの意向でそれぞれの動きをしている感は否めません。組織が群雄割拠とでも言いましょうか、また、強固な伝統意識が根強く残っており(私も賛同する一人ですが)なかなか全世代の組織づくり、育成システムの構築が進まないのが現状ではないのでしょうか。

沖縄は野球は盛んですが、今回我らが沖縄から琉球キングスがBリーグに参戦、今後も沖縄の子供たちに夢と希望を与えていくことでしょう。私は野球界にいます。ただでさえジュニア世代の野球人口が減少傾向にあるのに、昨日のバスケットボールの衝撃でさらに野球をする少年、少女が減るのではないか、正直、危機感を覚えました。沖縄にいる野球に携わる大人たちが団結する時期に来たと、強く感じましたし、多くの野球人が同じ思いを抱いたはずです。

野球をする楽しさ、厳しさを教えるのは当然ですが、それらを含め、野球が大好きな人を増やしていきたいものです。